まずは、無理な日程をお願いしたにもかかわらず、開催していただいたことに感謝いたします。
今回、受講したビジョンサークルですが、講習の体験を自分の中でまとめるのに時間がかかりました。

視覚と心理が大きな関わりを持つということや、見るとは心身全体での行動であるということは多少なりとも知っているつもりでしたが、今回体験したいくつかのエクササイズは、思考していた以上の心身~視覚の関係性を教えてくれました。

また、思考によって見ることが妨げられることがよくあり、その結果私自身、見ることそのものを行えていないことが、よく感じられました。見るとは「感じる~観じる」ことであり、思考はその流れを堰き止めてしまいます。

今回ワーク中に、自分の中のおしゃべり(マインドの不必要な動き)のストップを一瞬感じられました。視覚とマインドとの関連性を再認識することができたという意味で本当に変え難い体験でした。

私は以前、奇妙な体験しました。その時から、「世界とは私の目から出た光によって創造されている」という、ある中央アジア伝統宗教の言葉を「そうであろうな」と思っていたのですが、これはまさしく真実であるということを、暗闇の中で行ったワークによって理解いたしました。

これは、世界は、色々なレベル(個人~社会、肉体~エネルギー~魂、時間軸、空間などなど)において、我々の視覚~思考~意識の変容によって大きく様変わりするという事を裏付けていると思います。つまり、大変な極論ですが、我々の視覚の変容が世界の平和を導くということだと思います。仏教で言う、八正道の正見の重要性がよくわかるような気がいたします。

また、私はボディーワーク系の事柄を長年行っておりますが、「この動きや、意識の使い方が視覚と関係があるのか!?」という再発見も、人間を理解するという私の目標に、私自身を近づけてくれたように思います。

ところで、最後に教えてもらった、八の字の視覚の巡らし方(ラソー)は、とても役に立ってます! 力比べで使えるので、男の子と力比べして、「どうだ! 俺はこんなに強いんだぞ! 少しは、尊敬しろ!」
なんて言ってます。(笑

二日目に、お嬢さんが一緒に受講してくれたのが、何より良かった(笑) はじめて会うおじさんに話しかけられても、きちんとお返事が出来たのが感動でした~

A.Sさん 男性(救急救命法講師)